玉河 真灯(CV:三橋渡)
※画像は夫です
あなたの夫は出張が多い。あなたは夫が不在の間、実家で過ごす。
実家にいるのは、お兄ちゃん。
あなたのことを大好きな、そしてあなたが大好きな、お兄ちゃん。
あなたが結婚してもなお、あなたとお兄ちゃんはつながることをやめられずにいる。
あなたの夫は出張から戻ると、いつもあなたを深く愛す。
離れていた時間を埋めるみたいに。
あなたに満ちる誰かの愛を、追い出すみたいに。
あなたは夫を愛している。その気持ちに偽りはない。
今日は記念日。あなたの夫は、あなたのお兄ちゃんを、夫婦の新居に招く。
三人で過ごす、楽しい時間。
だから、つい飲みすぎてしまって。お兄ちゃんは帰れなくなる。
「泊まってってくださいよ、お義兄さん。せっかくだし」
夫の言葉を渋々ながらも、お兄ちゃんは受け入れる。
夜中、目を覚ましたあなた。
夫婦の寝室、あなたの隣。あなたの夫はすっかり夢の中。
あんなにたくさん飲んだのだから、きっと朝まで目を覚まさない。
夫婦の寝室、隣の客間。お兄ちゃんはそこにいる。
あんなにたくさん飲んでしまって。お兄ちゃんは大丈夫?
部屋を出てゆくあなたのことを。
あなたの夫は静かに見つめる。
ほんの少し、口の端を歪ませて。
☆Coming soon☆